占いの種類 10
■周易
周易は昔は筮竹で陰陽を割り出し出たものを算木と言う気の陰陽を示す木でその卦を置き
割り出していましたが
昨今は、結果的に同じであるので、方法も簡便になり、時間もかからないので
コインを使う方法(マーフィーの法則をお読みになった方はご存知かも知れませんね。)
コインの裏表を決め表を陽とすれば裏を陰と見て
陰陽の八卦を割り出していく方法などもあります。
現在は、易者さんは、8面体サイコロと2個と、6面体サイコロ一個を使い
8面体サイコロには乾(けん)、兌(だ)、離(り)、震(しん)、巽(そん)、坎(かん)、艮(ごん)、坤(こん)、
と八卦の意味が刻印されているサイコロを使い、その出た目をそれぞれ二つ合わせて卦を割り出します。
その卦に一緒に出た6面体サイコロの目の数の部分の卦を読み取って状況を見るのです。
これは8種類ある目の組み合わせにより8×8で64種類の組み合わせがあります。
乾(けん)、と坤(こん)、の目が出たら「天地比」と言う卦を得ます。
易経の表す意味より天地比の卦の意味するところを判断し今の状況や卦の象意で吉凶の判断をします。
上の爻と下の爻をそれぞれ陰陽の符号に置換え下から初爻二爻・・・・と五爻、最後の六つ目を上爻と呼び、
6面体サイコロの指す爻の易経の意味するところからどのように対処すれば良いのか
状況はどうなのかを把握し結論を出していくものです。
64卦の卦にまた×6通りの答えが出ますので384通りの答えがあるということです。
詳しくは変卦と言う其の卦を変化させ出てくる意味を持って今後を見る場合もあります。
状況によりそれぞれですが・・・
世の中には偶然と言うものはなく必然であるということがわかっていると
素直に入っていけるものです。
素直に受け入れる人ほど結果は正しく出ます。
自分が自分を占うときはやはり欲や希望が入りすぎますので
サイコロはご自身で振ればよほど悟った人でない限り正しい答えは得れません。
長く易をたしなんできた易者ほど、自分を占わない理由はそこにあるのです。
あまり何もかも易に頼りすぎては自分自身がなくなってしまいます。
しっかり相談して何をどのようにしたいのかどうなのかを(占的)をはっきり聴いた上で
サイコロは振らなければ神気は得られないものです。
あたるも八卦あたらぬも八卦と言う言葉はここから生まれたもののようです。
占いは全てそうですが自分のできることを見つけて希望に向かう気持ちがないと
何も変りはしませんし宿命どおり生きてしまうだけです。
運命はかかわり方表現の仕方一つで変っていくものは沢山あります。
それを教えてくれるのが易であり占いであるのです。